夏休みに子どもたちとキャンプに行きたいけれど、熱中症が心配・・・。
キャンプならではの特別な熱中症対策ってあるのかな?
この記事は上記のお悩みを解決します。
夏はアウトドアのオンシーズンのため、どこのキャンプ場も週末は賑わっていますね。
しかし夏キャンプでやはり心配なのが「熱中症」。とくに子ども連れキャンパーやアウトドア初心者は要注意です。
本記事ではキャンプで熱中症にならないための対策と、注意点についてご紹介。
あつーい夏キャンプも熱中症対策をしっかりしておけば、翌朝まで楽しく過ごせますよ。
もしも熱中症になってしまったときの対処法や予防できる食材もご紹介しているので、ぜひ最後までチェックして楽しい休日にしてくださいね。
キャンプは熱中症に要注意!
キャンプでは季節に関係なく熱中症に注意が必要です。
とくに梅雨前の5~6月は熱中症のリスクが高まる時期でもあります。
キャンプで熱中症になる主な要因としては、次の3つがあげられます。
キャンプで熱中症になる主な要因
- 高温多湿の慣れない環境下で長時間過ごす
- 設営やレジャーなどで運動量が増える
- レジャーや好きな時間を楽しむあまり、水分を摂るのを忘れてしまう
長時間慣れない環境で過ごすと体温調節がうまくいかなくなり、体の熱を放出できず熱中症になる可能性が高くなります。
キャンプでは設営や撤収、レジャーなどで自然と日頃よりも運動量が増えている一方で、水分摂取を忘れがちになるのも熱中症を誘発する要因です。
夏キャンプで熱中症にならないための水分の摂り方
夏キャンプでは熱中症にならないように 、適切な水分摂取が重要。
適切な水分摂取は「こまめに水分を摂ること」です。
のどが渇く前に水分を摂るのが重要で、定期的な水分摂取を心がけましょう。
【熱中症予防の水分の摂り方】
- こまめな水分補給
- スポーツドリンクや麦茶、水などのノンカフェイン飲料を飲む
- 冷たい飲み物を飲む
ほとんどのコーヒーや緑茶、ジュースにはカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があり体外へ出て行ってしまうため、脱水になる可能性も。
そのため熱中症予防にはカフェインが含まれていない飲み物を選びましょう。
ビールやコーヒーを愉しむときも、あいだに水分を摂っておくと安心です。
夏キャンプでは服装にも注意!
夏キャンプでは服装にも注意が必要です。
熱中症対策におすすめのキャンプコーデ
- 帽子
- UVカットの薄手のカーディガン
- 足首まで隠れるズボン(パンツ)
- 運動靴(サンダルもあると◎)
たとえば暑いからと露出の多い服装ばかりでは直射日光に当たってしまうため、体温が急激に上昇する可能性があります。
そのため帽子や薄手のカーディガンなどを使用して、臨機応変に対応できるようにしておくと安心です。
また汗をかいたときに着替えられるようにタオルや衣類も用意しておきましょう。
汗をそのままにしていると暑かった体が急に冷えたり、体温調節が追い付かなくなる場合があります。
露出が少ないと虫対策にもなるので、安心です。
夏キャンプではタープがあるのとないのとでは全然違う
夏キャンプではタープは必須アイテムです。
タープなしの夏キャンプは考えられません!
なぜタープが必要なのか・・・
- 直射日光を遮られる
- 影ができる
- 雨対策になる
- 他のキャンパーの視線を受けにくい
直射日光を遮れる
タープは屋根を作れるので当然、直射日光を遮れます。
暑い季節でもタープの下なら扇風機などを使って、ある程度は快適に過ごせるでしょう。
影ができる
タープを張ると影ができるので、涼しく過ごせます。
タープもさまざまな張り方があり、工夫しだいでいろんなスタイルが楽しめるのも魅力です。
タープを張る際には風向きにも注意して追い風になるように、風上をお尻側にしておくと快適に過ごせます。
雨対策になる
タープは屋根になるので突然の雨でも問題なくキャンプが楽しめます。
ただし雨の日はタープの屋根が平面にならないよう一部を下げて設営しましょう。
屋根が平面になっていると雨が溜まってしまうため、注意が必要です。
他キャンパーの視線を受けにくい
タープは張り方しだいでプライバシー空間が確保できます。
週末など人気のキャンプ場では多くのキャンパーが集まるため、隣との距離が近い場合も。
そんなときにタープがあれば目隠しの役割もしてくれるので、オンシーズンの夏キャンプには欠かせないアイテムです。
夏キャンプに使える熱中症対策グッズ
夏キャンプに使える熱中症対策グッズをご紹介します。
熱中症対策ではこまめな水分補給だけでなく、環境を整えるのも重要です。
麦茶
麦茶は子どもから大人まで飲みやすい飲料で、低価格で準備できます。
麦茶はミネラルが含まれているので、効率よく水分補給ができますよ。
経口補水液
もしものときに役立つのはやはりスポーツドリンクですが、それよりも「経口補水液」がおすすめです。
経口補水液は飲む点滴のような役割をしてくれる飲料。
中でもコカ・コーラの経口補水液は飲みやすいので、おすすめです。
ちなみに・・・経口補水液がおいしいと感じたら、熱中症の危険信号です!
ネッククーラー
毎月キャンプに行く人にはネッククーラーはかなりおすすめです!
5月下旬から10月までのキャンプはとっても暑いので、ネッククーラーがあると設営と撤収の快適さがかなり違います。
ただ汗をかいたあとに使うと体が冷えすぎてしまうので、そこだけは注意が必要です。
卓上扇風機
卓上扇風機といっても侮るなかれ、これがあると快適さが違います。
ファミリーキャンプだとポータブル電源を持って行って大きめの扇風機の方が快適ですが、ソロや夫婦キャンプ程度であればこれくらいでも問題ありません。
卓上扇風機はギアケースにも収納できるので、かさばらず持ち運びにも便利なのでかなりおすすめです!
ポータブル電源
暑いのが苦手だけどキャンプは楽しみたい人は、ポータブル電源でオール電化キャンプもおすすめです。
ポータブル電源は屋外でも電気が使えて、いざというときの防災にも役立つ人気のアイテム。
ポータブル電源を持っていけば簡易冷蔵庫も炊飯器も使えるので、火を使わずに調理もできます。
便利なポータブル電源は容量によって使える範囲も変わってくるので、気になる方は下記の記事をご覧ください。
キャンプで熱中症予防に効果的なおすすめ食材
熱中症対策では水分以外にも「食事」も大切です。
とくに朝食は需要で普段食べない人でもキャンプの日だけは少しでも食べておくと、熱中症予防に効果的。
食材も熱中症予防に効果的なものを選ぶとより安心してキャンプを楽しめますよ。
【熱中症予防におすすめの食材】
- 豚肉
- 納豆
- うなぎ
- 漬物やぬか漬け
熱中症予防になる食材のポイントは「ビタミンB1」。
ビタミンB1はタンパク質が多く含まれていてエネルギー源になるため、体力を消耗する暑い時期のキャンプにはぜひ取り入れたい栄養です。
上記の食材はビタミンB1が豊富なので朝食やキャンプ中に食べておくと、自然と熱中症予防になりますよ。
漬物やぬか漬けはさっぱりしていて、キャンプの合間にも食べやすいですよ。
キャンプ中に熱中症になったときの対処法
ここまで熱中症対策をご紹介しましたが、対策をしていてもその日の体調によっても絶対にならないとも限りません。
また自分でなくとも他のキャンパーが熱中症なんてこともあります。
もしものときのために熱中症になったときの対処法も知っておきましょう。
とはいえ、熱中症になったことがない人はどんな症状かもわからないと思うのでまとめました。
【熱中症の症状】
- めまい
- 頭痛
- 吐き気や嘔吐
- だるさ
- 呼吸困難
- 冷や汗、多汗
- 体が熱い
- けいれん
- 歩けない
暑い環境下で上記のような症状がいくつか現れたら、熱中症と考えてよいでしょう。
それでは次に、熱中症になったときの対処法をご紹介します。
【熱中症になったときの対処法】
- 体を冷やす
-
まずは楽な姿勢にして体を冷やしましょう。
露出できる部分は出して、脇の下、股のあいだを冷やします。
保冷剤を使用するときはハンカチやタオルで巻いてから使用しましょう。
扇風機やうちわなどで仰ぐとより効果的です。
- スポーツドリンクや経口補水液を飲用
-
スポーツドリンクもしくは経口補水液の飲用が望ましい一方で、自分で飲めない場合は無理に飲ませないように注意が必要です。
ショックを起こしたり、喉につまらせる可能性もあるため気をつけましょう。
スポーツドリンクがない場合は塩水でも構いません。
- それでも改善しない場合は救急車を呼ぶ
-
できるだけの対処をしても改善ない場合や、意識がないときは迷わず救急車を呼びましょう。
会話ができない、脱力している場合はすぐに処置が必要です。
参考までに・・・熱中症になったときのお話
キャンプ中ではありませんが、私も熱中症になったことがあります。
そのときは気分が悪くなり頭痛と吐き気がして息苦しかったのを覚えています。
熱中症になったときはレモン水とかでは意味ないんですよね。スポーツドリンクしか受け付けなくて、1.5リットルくらい飲みました。
食事もとれなくて回復するのに1日以上はかかったので、熱中症には十分注意です。
その日は朝食を食べずに出かけていたのが一番の原因だったかもしれません。
キャンプの熱中症予防は忘れずに!
真夏のキャンプでは熱中症対策している人も多いですが、意外と春や秋にもなる可能性も高いので注意が必要です。
クーラーボックスに小さめの保冷剤を入れておくと、いざというときに役立ちますよ。
またキャンプではお守り代わりに、経口補水液を常備しておくと安心です。
熱中症予防と対処法を知っておけばもしものときも冷静に対応できるので、安全にキャンプが楽しめますよ。
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