台風がくると停電しそうで怖いけど、キャンプギアで役立つものってランタン以外にもある?
キャンプだけでなく停電時にも役立つランタンがあれば教えてほしい。
本記事は上記のお悩みを解決します!
災害の中でももっとも被害に遭う確率の高い停電は、備えがあればある程度は乗り切れます。
実際に普段からキャンプをしていてよかったと思ったのは、台風などのあらかじめ来ることがわかっている災害では、落ち着いて備えができる点です。
ということで今回は台風が接近しまくる島に住んで3年の筆者が、停電時にあると便利なキャンプギアをご紹介します。
記事の最後には停電時に備えておくことリストもご紹介しているので、最後までチェックしていってくださいね。
災害時の停電で起きること
停電は台風や積雪の他にも、電力の供給を安定させるために行う「計画停電」などでも発生します。私たちの生活の中で必要不可欠な電気も、いつ起きるかわからない災害により使えなくなる可能性も。
まずは停電で起こる生活障害についてご紹介します。
電気照明が使えない
停電が起きてまず困るのは、照明ではないでしょうか。
人は明かりが突然消えると不安になります。とくにお子さんがいるご家庭では、ケガをする可能性もあるため危険です。
病院などの公共施設では非常灯がありますが、2時間程度と時間制限もあります。
停電が起きても落ち着いて行動できるように、まずは照明の代わりになるものを備えておく必要があります。
暑さ・寒さ
停電が起きると夏は暑く、冬は寒さとの戦いになります。
とくに夏はエアコンがないと室内は人間の体温以上の温度に達し、熱中症などの命の危険性も。
一方冬場はお子さんのいるご家庭では、低体温症の危険性もあります。
停電が復旧するまである程度快適に過ごせるよう、夏・冬の暑さや寒さに備えたものを用意しておきましょう。
断水の可能性
停電が起きても水は止まらないと思う方も多いかもしれませんが、それは誤解です。
停電が起きると水をくみ上げる機能が止まってしまい、供給できなくなる可能性もあります。
また自動水道だと完全に水が使えない状態になるため、停電の可能性がある場合は断水の備えも必要です。
ガスが止まる可能性
停電が起きるとガスも止まる可能性は十分にあります。
とくに給湯器の湯沸かし機能は使えなくなるため、お湯は出なくなるでしょう。
ガスコンロの場合も止まってしまう可能性があるため、火が使えるような備えも必要です。
トイレが使えなくなる可能性
停電による断水でトイレの水が使えなくなると、排泄物を流せなくなります。
トイレが使えないと不便なので台風が接近しているときは、あらかじめ湯舟にお湯を溜めておくと安心です。
もしも断水になっても予備の水を用意しておけば、トイレは問題なく使えます。
物資が止まる可能性
停電が起きるレベルの災害時には、物流がストップする可能性もあります。
とくに困るのが食料品で台風や積雪では1週間以上、物流がストップする可能性もあります。
たとえ物流が再開したとしても、完全に物資が調達されるまでには時間がかかるため事前の準備が必要です。
電気照明が使えないときに役立つキャンプギア
電気照明が使えず真っ暗になってしまったときに役立つキャンプギアをご紹介します。
LEDランタン
LEDランタンは電池やUSB充電で使用できる明かりで、キャンプ好きなら1つや2つは必ず持っているのではないでしょうか。
LEDランタンは安い値段で買えるので、気軽に準備できますよ。
LEDランタンは軽くて調光が暖色と白色と切り替えられるので、持っておきたいライトですね。
オイルランタン
オイルランタンは名前のとおり専用のオイルを使って明かりを灯すランタンです。
キャンプでは雰囲気を出すために付けるランタンというイメージですが、停電時にも気持ちを落ち着かせる役割もあります。
炎のゆらぎってやつです!
ガソリンランタン
ガソリンランタンはホワイトガソリンを使ったランタンで、オイルランタンよりも明るいのが特徴です。
オイルランタンは足元を灯すのには心もとない一方で、ガソリンランタンはしっかり明るいので安心感があります。
ただしガソリンランタンは高価で、着火に手間がかかるのがデメリット。
とはいえ普段からキャンプで使用している場合は問題なく使えるので、災害用のライトとして十分活用できます。
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ヘッドライト
ヘッドライトはキャンプでは必須アイテムといえるほど、便利なライトです。
調理をするときやお皿を洗うときなど、両手がふさがってしまうときに便利。
災害時の停電でもヘッドライトがあると、調理や移動中にも役立ちますよ。
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停電時の暑さ・寒さに役立つキャンプギア
停電時の暑さ・寒さ、それぞれに役立つキャンプギアをご紹介します。
充電器式扇風機
夏に起こる台風などの停電では、充電器扇風機が役立ちます。
乾電池式やUSB充電式などさまざまありますが、使用可能時間が24時間は持つものを選びましょう。
家族が多い方は大きめの扇風機がおすすめで、乾電池式の場合は電池の用意もお忘れなく。
▽家族で使える充電式扇風機
ネッククーラー
夏の停電時にはネッククーラーも役立ちます。
暑い夏キャンプであると便利なネッククーラーは、首にかけておくだけで冷たい風で火照った体を冷やしてくれます。
ただし長時間使い続けると逆に体が冷えすぎてしまうため、時間を決めて使ってくださいね。
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湯たんぽ
寒い冬の停電時には暖かいお湯を入れるだけでカイロの役割をしてくれる湯たんぽが便利です。
湯たんぽはホームセンターなどでも手軽に入手できますよ。
冬キャンプではシュラフに湯たんぽの暖かさがほっこりしますよね。
▽我が家が使用している湯たんぽはこちら
ストーブ
冬キャンプ用にストーブを購入した方は、もちろん寒い次期の停電にも役立ちます。
ただしストーブを使うときには一酸化炭素に注意して、必ず換気をしてくださいね。
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停電時の食料問題で役立つキャンプギア
停電時は物流がストップする可能性もあります。その場合に役立つキャンプギア、キャンプでも活躍するものをご紹介します。
非常食や缶詰
物流がストップしたときに困るのが、やはり食料問題。
スーパーの食材が空っぽになることは滅多にないかもしれませんが、地震や台風時にあると便利なのが非常食です。
非常食は火を使わなくても簡単に調理ができて食べられるので、停電時でも食事で栄養が摂れます。
登山や山キャンプ、手抜きをしたいときのキャンプ飯でも活躍する非常食は、当然ながら災害時にも私たちの命をつないでくれます。
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クーラーボックス
停電時は冷蔵庫も使えなくなります。
冷蔵庫が使えなくなると食材も腐らせてしまうため、クーラーボックスを使うのがおすすめです。
しかし停電の復旧がいつになるか不明な場合は、保冷力の高いクーラーボックスに移しておくと安心です。
アウトドア用のクーラーボックスは保冷力が高いものが多いため、保冷剤と冷凍食品をたくさん入れておくと最低でも1日半は持ちます。
保冷剤や冷凍食品はクーラーボックスの一番上に入れると保冷力が持続します。
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停電時の断水に役立つキャンプギア
停電が続き断水してしまったときに役立つキャンプギアを2つご紹介します。
ウォータージャグ
ウォータージャグはあらかじめ水を入れておけば、蛇口をひねるだけで水道のように使える優れもの。
保冷・保温力もあればキャンプ中や停電時でも美味しい麦茶などをいつでも飲めて、小さいお子さんでも自分でそそぐことができます。
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簡易トイレ
簡易トイレは登山でもよく使われるものです。
お子さんがいるご家庭では高速道路の渋滞時に使用したことがあるかもしれません。
簡易トイレは排泄物を瞬間的に固まらせて、臭いを発生させないようになっているので室内でも安心して使えます。
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停電時にガスが止まったときに役立つキャンプギア
停電時にガスが使えなくなった場合は、調理ができなくなるため火元になるキャンプギアがあると便利です。
カセットコンロ
家庭に1台は持っておきたいカセットコンロは、キャンプでも大活躍のアイテムです。
人気のカセットコンロにはタフまるJrなどがあり、デザインもかっこいいものが多くあります。
▽タフまるJrの詳細はこちらの記事を参照ください。
カセットコンロは普段使いもできるアイテムなので、まだ持ってない方は災害の備えとしても持っておくと安心です。
シングルバーナー
カセットコンロよりもコンパクトで持ち運びに便利なのが、シングルバーナーです。
直接ガス缶に接続する一体型と、輻射熱の心配がない分離型があります。
シングルバーナーは安い値段でも購入できるので、キャンプデビューした方にも人気のキャンプギア。
カセットコンロと同じく災害時に停電しても使えるので、炊き立てご飯も食べられますよ。
アルコールストーブ
アルコールストーブはアルコールランプと同じような原理で着火するキャンプギアです。
アルコール燃料が必要ですが、コンパクトで持ち運びに便利なのがメリット。
ただし高火力ではないため、野菜炒めなどのフライパン調理には向きません。
我が家ではお米を炊くときや熱燗をする場合に使っています。
停電時する前に備えておくことリスト
- 1週間以上持つ水と食料
- 冷暖房器具の代わりになるもの
- 湯舟に水を溜めておく
- ランタンやモバイルバッテリーなどの充電
- 古いガラスには養生テープで補強
- パソコンのデータのバックアップ
- ラジオ
- 紙皿と割りばし
- 保冷剤の冷凍
- 洗濯を終わらせておく
- 車のガソリンは補充しておく
紙皿や割りばしなどは断水になったときにあると、洗い物をしなくていいので便利です。
また湯舟に水をためておけばトイレ用に使えるため安心。ただしバケツなどの容器も必要になります。
パソコンのデータもバックアップしておくと、もしも使っている途中で停電してしまっても慌てません。
情報収集源としてラジオもあると安心です。
最後は経験談ですが洗濯は、ある程度終わらせておくことをおすすめします。
災害時に停電で慌てないためにもキャンプギアを活用しよう!
キャンプギアはほとんどが災害時の停電に役立ちます。
普段からキャンプで使い慣れているので、いざというときに「使い方がわからない!」なんて慌てることもありません。
ご紹介したリストを参考にお気に入りのキャンプギアを活用して、災害時でも快適に過ごしましょう。
ちなみに災害で役立つキャンプギアの中で最強といわれるポータブル電源。
停電でも電化製品を使いたい方はポータブル電源を備えておくのもおすすめです。
ポータブル電源はスペックにより価格が異なり、安いものでは3~4万円で購入できます。
▽詳細はこちらから
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