引越し費用って結構かかるから、敷金・礼金なしの物件も気になる。
敷金・礼金なしって魅力的だけど、デメリットも知っておきたい。
この記事はこのようなお悩みを解決します!
何かとお金がかかる引っ越し費用を安くするために、物件選びも慎重になりますよね。
物件選びをしていると「敷金・礼金なし」の記載を見かけ、魅力的な言葉に感じる人もいるでしょう。
しかし敷金・礼金なしの物件は魅力的な一方で、どんな理由で費用がかからないのかも気になるところ。
そこで今回は敷金・礼金なしの物件について詳しく解説します。
敷金・礼金がない理由や選び方のポイントを押さえておくと、失敗せずに物件選びができるでしょう。
- 敷金・礼金がないのには理由がある
- 敷金・礼金の物件を選ぶときは、契約内容を確認して内見もしっかりしておく
- 敷金・礼金のない物件は初期費用が抑えられる一方で、毎月の家賃が高額になることもあるため注意
- 引越し費用を抑えるには、フリーレント物件を選ぶ方法もある
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敷金・礼金とは
敷金・礼金とはアパートやマンションなどの賃貸を契約するときに支払う料金です。
敷金は入居するための担保として不動産に預けるお金で、退去時の修繕費用や家賃滞納などにも充てられます。
礼金は不動産への謝礼として支払うお金です。
そのため賃貸契約するときは基本的に敷金・礼金が初期費用として必要になります。
敷金 | 礼金 |
入居のときの担保 退去時の原状回復などに充てられる 返金されることあり | 不動産への謝礼 返金なし |
価格はさまざまですが大体1~3ヵ月分の家賃料金になります。
敷金礼金がない理由
賃貸契約するときは敷金・礼金があるのが一般的な一方で、初期費用がかからない物件もあります。
賃貸であるにもかかわらず、初期費用がかからない理由は次のとおりです。
- 修繕費用は退去時に請求する
- 保証会社つきの物件
- ずっと空室だった物件
- とくに理由はないが好意で不要にしている
- 閑散期
修繕費用は退去時に請求する
敷金がない物件の理由の一つは原状回復の修繕費用を、退去時に請求するパターンです。
現状維持のまま退去できれば問題ありませんが、傷や床の補修などがあった場合は高額になる可能性も。
かかる分だけ費用を出せばよい一方で高額な費用がかかる可能性もあるため、入居時と退去時どちらにお金をかけられるか考えておくと安心です。
保証会社つきの物件
賃貸を契約するときに管理会社によって、保証会社への加入が義務づけられていることがあります。
保証会社への加入が必須となっている賃貸物件では、敷金不要の場合があります。
敷金がかからない一方で、保証会社への加入などで毎月料金が上乗せされているということです。
ずっと空室だった物件
管理会社や大家さんにとって空室の物件は赤字そのもの。
そのため少しでも早く入居してもらうために、礼金を不要にしているパターンがあります。
たまたま入居者が見つからなかった場合や事故物件など空室の理由はさまざまですが、礼金不要のお部屋は内見しておくと安心です。
とくに理由はないが好意で不要にしている
大家さんのご好意で礼金を請求しないパターンもあります。
大家さんのご好意で礼金を請求しない物件は、人気物件であることが多いです。
優しい大家さんのいる住みやすい物件は回転率もいいでしょうね
閑散期
不動産の閑散期だけ礼金不要になることもあります。
新生活を始める人が多い3~4月以外の時期が礼金不要の物件を探すねらい目です。
不動産の閑散期
不動産の閑散期は6~8月です。
この時期が閑散期なのは繁忙期が落ち着いているだけでなく、夏の気候も関係しています。
ジメジメ湿度が高く暑い時期は引っ越し作業の体への負担はとても大きいため、転勤でない限りは人の動きもゆるやかになる傾向に。
閑散期を狙えば物件を安く契約できるかもしれません。
不動産の繁忙期
反対に不動産の繁忙期はみなさんもお分かりのとおり、1~3月と9~10月。
1~3月は就職などで新生活を始める人が多い一方で、9~10月は転勤で移動する人が多くなります。
敷金・礼金なしのメリット・デメリット
どうしても初期費用をかけずに引っ越したい場合は、敷金・礼金なしで契約した場合のメリットだけでなくデメリットも知っておくと安心です。
メリット
- 初期費用が安くなる
- お部屋の選択肢が増える
敷金・礼金なしの物件にした場合はなんといっても初期費用がかからないことが、最大のメリット。
敷金・礼金がない分、引越し代や家具、家電に費用をかけられるでしょう。
他にも敷金・礼金に費用がかからないと少し高い家賃のお部屋も選択肢に入れられます。
デメリット
- 退去時のトラブルが起きやすい
- 家賃が高くなる
- お部屋に何等かのトラブルがある場合がある
敷金・礼金がない物件の場合は退去時に修繕費用を支払う必要があるため、トラブルも起きやすくなります。
退去時のトラブルを少なくするためにも、入居したらすぐに現状報告書などは提出しておきましょう。
報告書の提出を求められない場合は写真とメモに残しておくなど、対策をしておくと安心です。
また敷金・礼金がない代わりに保証会社への加入が必須である場合など、毎月の家賃に料金が少しずつ上乗せされているため注意しましょう。
他にも敷金・礼金がない場合は長い期間、空室だった可能性もあります。
空室 = トラブル物件の場合もあるため物件を決めるときは、しっかりと内見をしておくようにしましょう。
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敷金・礼金がない物件を選ぶときの注意点
敷金・礼金がない物件を選ぶときには、契約条件などをしっかり確認しておくことが大切です。
【敷金・礼金がない物件を選ぶときの注意】
- しっかりと内見をする
- 毎月に支払う具体的な料金を確認する
- 敷金・礼金がない理由を直接確認しておく
しっかりと内見をする
敷金・礼金がない物件を選ぶときは、しっかりと内見をしましょう。
敷金・礼金がないのには必ず理由があり、物件自体に問題があることもあるため注意が必要です。
設備が劣化している場合や空室だった期間が長かったときなど、さまざまな理由がある可能性も考えておくと安心です。
毎月支払う具体的な金額を確認する
敷金・礼金の初期費用がかからないからと安易に契約すると、毎月の家賃が高額で払えないパターンに陥る人もいます。
そのため契約時に毎月の固定費となる家賃支払いが総額いくらになるのか、具体的な金額を確認しておくと安心です。
敷金・礼金がない理由を直接確認しておく
物件情報に敷金・礼金不要と書いてあるため直接聞く必要がないと思いがちですが、念のため契約前に初期費用がかからない理由を確認しておくといいでしょう。
物件情報に記載できない理由の可能性もあるため、内見時に直接聞いておくと安心です。
物件を安く借りる裏技
賃貸物件の初期費用を安くして借りる裏技を紹介します。
【賃貸の初期費用を安くする裏技】
- 安くしてもらうように交渉する
- オプションを外す
- フリーレント物件にする
安くしてもらうように交渉する
安くしてもらうように交渉すると意外とすんなり費用を抑えられることがあります。
繁忙期や人気物件には効果が薄い一方で、閑散期や空室物件には有効な手段。
もしくは即日入居する場合なども、費用を安くしてもらうよう交渉しやすくなります。
オプションを外す
賃貸には物件や管理会社によってサポートに加入をする場合があります。
例えば元々設置されている家具・家電の不具合や水漏れがおきたときの対応サポートなどがあり、加入することで毎月家賃に費用が上乗せされている状況です。
そのため最低限のサポートにしてオプションを外すと費用を抑えられるでしょう。
フリーレント物件にする
フリーレント物件とは入居開始からしばらくの間、家賃が発生しない物件です。
敷金・礼金の初期費用はかかっても一定期間の家賃が発生しないため、安く抑えることができます。
フリーレント物件の場合、家賃が発生しない期間は主に1~3ヵ月です。
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敷金・礼金まとめ
引越し費用を安く抑えるには物件選びと交渉も重要になります。
敷金・礼金がない物件だけにこだわらずフリーレントや交渉で毎月の費用が安くなるケースもあるため、視野を広げてみるといいでしょう。
費用の金額に関わらず新しい部屋に住む場合は、現状確認と不具合があったときの対応方法なども確認しておくと安心です。
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