そろそろ新しいランタンが欲しい!
コールマンのガソリンランタンの明るさってどれくらい?自分にも使えるのか気になる。
本記事は上記のお悩みを解決します!
キャンプ歴が長くなってくると手間をかけて使うキャンプギアも気になるところ。
とくにガソリンランタンは重厚感のある独特の雰囲気で、キャンパーの中でも根強い人気があります。
そこで今回はガソリンランタンデビューをする方は必ずといっていいほどチェックするコールマン(Coleman)のガソリンランタンをご紹介します!
我が家が愛用しているのはコールマンの「ワンマントルランタン 286A」。
実はずっと欲しくてAmazonポイントを貯めて買いました!
結論からお伝えすると、期待以上のかっこよさと明るさで大大満足です。
とはいえ使って気づいたコールマンのガソリンランタンの欠点もしっかりご紹介しますので、購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
コールマンのワンマントルランタン286Aの特徴
まずはガソリンランタンの代表格ともいえるコールマンの「ワンマントルランタン 286A」のスペックからご紹介します。(公式サイトより引用)
コールマン「ワンマントルランタン286A」
明るさ | 約130W |
燃料タンク容量 | 約590㏄ |
燃焼時間 | 約7.5~15時間 |
本体サイズ | 約16×31cm |
重量 | 約1.4kg |
付属品 | 収納ケース |
使用ジェネレーター | Model 3000005403 |
使用グローブ | ModelR214C046J |
使用マントル | 21A102J、21A132XJ |
コールマンのワンマントルランタンは明るさが130W(1800㏐)相当で、テントサイト一体を十分に照らせます。畳で例えると10畳以上は余裕で明るく照らせるのではないでしょうか。
燃料は以下のものが使用できます。
- ホワイトガソリン
- ガソリン
- 灯油
ただしガソリンや灯油を使用するとガラス部分のホヤに黒い煤(すす)が付きます。
そのためお手入れが面倒なので、断然ホームセンターやネットで購入できるホワイトガソリンがおすすめです。
ちなみに収納ケースの他にマントルも付属されていました。とはいえマントルは消耗品なので、用意しておいたほうが安心です。
コールマンのガソリンランタンには今回ご紹介するワンマントルとツーマントルなど種類があります。
ワンマントルとツーマントルランタンの比較
286A(ワンマントル) | 290A(ツーマントル) | |
---|---|---|
明るさ | 約130W | 約190W |
燃料タンク容量 | 約590㏄ | 約940㏄ |
燃焼時間 | 約7.5~15時間 | 約7~14時間 |
本体サイズ | 約16×31cm | 約18×35cm |
重量 | 約1.4kg | 約1.8kg |
スペックを比較するとツーマントルのほうが明るさも燃料タンク容量も大きいです。
その一方で、燃焼時間はほぼ同じ。
つまりワンマントルとツーマントルの大きな違いは「より明るいかどうか」です。
すでにいくつかのランタンをお持ちの場合は、ワンマントルランタンで十分だと思います。(参考までに)
▽先ほどご紹介したホワイトガソリンはこちらからも購入できます。
コールマンのガソリンランタンの明るさは段違い!
先ほどもご紹介したようにガソリンランタンの魅力はなんといってもその明るさです。
オイルランタンは通常、炎のゆらぎを楽しんだり雰囲気作りのために使用する方が多いもの。
しかしガソリンランタンは炎のゆらぎというよりは、眩しいほどの十分な明るさで安心感があるランタンです。
コールマンのワンマントルランタン286Aも約130Wで、LED電球で表記される「ルーメン」で表すと1800㏐相当になります。
ファミリーキャンプでもテントサイトを十分明るくできるので、まさにメインランタンにふさわしいといえます。
▽フュアーハンドランタンのレビュー記事はこちら
コールマンのワンマントルランタンを使って気になった点
コールマンのワンマントルランタン286Aを使って気になったデメリットは以下のとおりです。
- 価格が高い
- 燃料を移すのは慣れるまでに時間がかかる
- 着火までに手間がかかる
価格が高い
コールマンのガソリンランタンは安いものでも1万円程度はします。そのため気軽に買えるキャンプギアとはいえません。
メルカリなどのフリマアプリでもチェックしてみましたが、Amazonや楽天よりも高額で取引されていて驚きました。
とはいえ、趣きのあるデザインと明るさは、キャンパーのあこがれでもあります。
我が家も価格が高いのがネックでしたが、実際にキャンプで使ってみた雰囲気は格別でした。
悩みに悩んで購入してよかったと思えるので、妥当な値段なのかもしれませんね。
燃料を移すのは慣れるまでに時間がかかる
コールマンのワンマントルランタンはやはりガソリンランタンなのでオイルランタンとは違い、燃料を入れるのに少々コツが必要です。
我が家はホワイトガソリンを使用していますが「フューエルフェネル」という、ろうとを使ってタンクに注いでいます。
ろうとを使ってるのにコツがいるの?と思われがちですが、そもそもホワイトガソリン自体が注ぐ際にポタポタこぼれてしまいます……。
ホワイトガソリンは注ぎ口を上部にして注ぐのがこぼれにくいコツらしいのですが、どちらから注いでも同じでした。
燃料を1滴たりともこぼしたくない!という方はフューエルフェネルのろうとではなく、ホワイトガソリンの注ぎ口に装着する「ガソリンフィラー」のほうがノンストレスで注げます。
点火までに手間がかかる
ガソリンランタンは点火までに燃料を入れる→ポンピングという工程があり、すぐには点火できません。
手間なくササッと明かりをつけたい方は、ポンピング不要のオイルランタンかLEDランタンがおすすめです。
とはいえ、少し面倒な工程を楽しむのもキャンプの魅力と感じる方も多いはず。
手間をかけて灯った明かりはまた格別ですよね。
コールマンのワンマントルランタンを使ってよかった点
コールマンのワンマントルランタン286Aを使ってよかった点は以下のとおりです。
- とにかく明るい
- 重厚感と味のあるデザイン
- お手入れしだいで長く使える
- ランニングコストが安い
- 冬でも安定して使える
とにかく明るい
ガソリンランタンは燃料を使用して灯すランタンのなかでも一番明るいのが特徴です。
圧倒的な明るさなので野営キャンプでもテントサイト一体を照らしてくれて安心感があります。
重厚感と味のあるデザイン
コールマンのワンマントルランタンはずっしりとした重厚感で味のあるデザインも魅力です。
我が家はレッドを使用していますが、グリーンもありますよ。
時間の経過とともにサビが入って味が出るガソリンランタンは、使い続けるほど唯一無二の雰囲気に仕上がってくれそうです。
お手入れしだいで長く使える
コールマンのワンマントルランタンは壊れにくいので長く使えることでも有名。
実際に使ってみて一つ一つの作りがしっかりしていて、長く使えそうだなぁと感じました。
先ほどもお伝えしたように使うほどに味がでるワンマントルランタンは、親から子へと受け継いでいくこともできるランタンではないでしょうか。
ランニングコストが安い
ワンマントルのガソリンランタンは名前のとおりガソリン、もしくはホワイトガソリンを使用します。
そのためパラフィンオイルとは異なり、コストがグッと抑えられます。
つまりキャンプに行く回数が多い人ほど、ガソリンランタンがおすすめというわけです。
冬でも安定して使える
コールマンのワンマントルランタン286Aは、気温が低い冬でも安定して明るいので雪中キャンプにも最適です。
たとえばLEDランタンは気温の変化に弱く、低温になるほどバッテリーの消耗も激しくなります。
そのため冬でも長時間安定した明るさを求める方は、断然ガソリンランタンがおすすめです。
コールマンのワンマントルランタン286Aの使い方
コールマンのワンマントルランタン286Aの点火手順をご紹介します。
本体の給油口にフューエルファネルと呼ばれるろうとをセットして、燃料を注ぎます。
注ぐ量は8分目がちょうどよいとされています。
少ししか使わないからと燃料が少ないと、効率よく燃焼されないので注意しましょう。
ちなみにこちらのコールマンのフューエルファネル(ろうと)は、適量になると給油がストップするのでガソリンランタンとセットで持っておくと便利です。
燃料が入れ終わったらキャップを閉めて、右側のつまみ(ポンプノブ)を左に2回転させてからポンピングをします。
ポンピングとはポンプノブを上下させて、タンク内に空気圧を入れます。空気圧が入ると同時にホワイトガソリンが霧状に噴き出すため、点火できるという仕組みです。ポンピングは燃焼時間を延ばす作業になります。
自転車の空気入れのように押し込みにくくなり固くなったら圧がしっかりかかった状態。
圧がかかったら奥までしっかり押し込んで、右に回してクローズします。
ランタンの傘を固定してあるナットを外し、ホヤガラスも取り外したら、バーナー部分にマントルを被せるようにセットして紐で固定します。
マントルの余分な紐はハサミでカットしてくださいね。
新しいマントルは一度火をつけて空焼きをして、灰のようにしておきます。
マントルが黒く燃えるとその後は白くなるので、全体が真っ白になるように均一に炙りましょう。
空焼きをしたマントルは触れると粉々になってしまうため、振動などには注意してくださいね。
「空焼き」をするときは必ず、燃料を入れたあとに行いましょう。空焼きのあとに燃料を入れると、マントルに火が残っている可能性があり引火する恐れもあります。
ホヤガラスと傘を被せたら、下から火を入れて中央の燃料バルブを開きます。
すぐに「シュー」っと音がしてマントルに点火されます。
点火したら再度少しだけポンピングをして、火を安定させてください。
マントル全体に明かりが灯ったら点火作業は完了です。あとは明るさを調節して楽しんでくださいね。
ちなみにこのときマントルから炎が上がって、炎上してしまう場合もあります。
炎上したときは焦らずに一度バルブで火を消してから再度点火してみましょう。
炎上の原因はマントルをセットしているジェネレーターが低温のため、燃料がうまく霧状に噴射されていない可能性もあるので、焦ってポンピングする必要はありません。
炎上しても少し時間をおくと安定することもあります。
点火をやり直しても炎上するようなら、少し様子をみてからポンピングをしてみてくださいね。
消火は燃料バルブをOFFに閉めれば少しずつ明かりが消えていきます。
コールマンのワンマントルランタンを使うときの注意
コールマンのワンマントルランタンを使うときの注意点は2つあります。
- 屋内で使用しない
- 長期間使わないときは、燃料タンクを空にしておく
ガソリンランタンは屋内で使用すると火災の危険性や有毒ガスが発生する可能性があります。必ず屋外で使用するようにしましょう。
また長時間使わないときは燃料タンクに燃料を入れたままにしないでください。
燃料を入れたまま放置していると、タンク内が結露してサビることがあります。
残った燃料は専用のチューブその名も「コールマン 残ガソリン抜き取りポンプ」で吸引できるので、こちらも用意しておくと安心です。
コールマンのワンマントルランタン286Aに魅了されてみよう
初めてのガソリンランタンはうまく使いこなせるか心配ですが、いざ使ってみると期待以上の魅力でした。
筆者もまだ数回しか使っていないので、これからどんどん汚していこうと思います。
長く使い続けられるランタンで新しいキャンプの雰囲気を味わってみませんか。
▽今回ご紹介したコールマンのワンマントルランタンとあると便利なアイテム