クーラーボックスに入れる保冷剤で、長く持続するものがどれか知りたい。
キャンプ翌朝でも保冷力が続くコツってあるのかな?
本記事はこのようなお悩みを解決します。
キャンプではお酒や食材をクーラーボックスに入れる一方で、冷蔵庫とは違って時間とともに保冷力が落ちてしまうのが悩みどころ。
これではビールやジュースもぬるくなってしまい、食材にもダメージを与える危険性も!
そこで今回はキャンプするなら知っておきたい、保冷剤の選び方とおすすめ商品5選をご紹介。
結論からお伝えすると、アウトドアなら断然LOGOS(ロゴス)のハードタイプの保冷剤をおすすめします。
暑い夏キャンプでも保冷力を長持ちさせるコツもご紹介するので、ぜひ最後までチェックしていってくださいね。
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保冷剤の種類と選び方
保冷剤には2種類あり柔らかいソフトタイプと、耐久性のあるハードタイプがあります。
- ソフトタイプ……柔らかくてコンパクト。短時間で固まるが、保冷力も短い。
- ハードタイプ……耐久性のある素材で、保冷力も高い。ただしかさばる。
保冷力と持続時間を考えると、アウトドアなら断然ハードがおすすめです!
そのほかの選び方のポイントはこちら↓
- 重さと大きさ
- 表面温度
- 凍結時間
- 保冷時間
重さと大きさ
保冷剤を選ぶときにはクーラーボックスのサイズに合わせたものを選びましょう。
大きすぎても場所を取ってしまい、小さすぎても保冷力が発揮されません。
そのためクーラーボックスに入れても他の食材などを入れる余裕があるサイズの保冷剤を選ぶことも大切です。
表面温度
表面温度とは保冷剤の温度を表しています。
実際の温度は外気温などによって異なりますが、保冷剤を選ぶときの参考にしておくといいでしょう。
たとえばロゴスから販売されているハードタイプの保冷剤は、表面温度が-16℃となっています。
持続時間も16時間となっているため、アイスなど冷凍での保存が必要なものに適している保冷剤です。
一方で保冷剤の表面温度が0℃の場合は、冷蔵保管が適しているものに向いています。
【表面温度】
- 0℃ : 飲み物やビール、凍らせたくないもの。または冬場の保冷剤として。
- 氷点下 : 生鮮食品や冷凍食品、夏場でも安心の保冷力。
凍結時間
凍結時間とは保冷剤を冷やし固めるまでの時間のことです。
保冷力はあっても凍結するまでの時間が長いと、冷凍し忘れてしまったときは手遅れになってしまいます。
先ほどもご紹介したソフトタイプの保冷剤は10時間程度で凍結できますが、ハータイプだとそれ以上かかるため前々日から用意しておく必要があります。
保冷時間
保冷時間とは名前のとおり保冷力が持続する時間のこと。
保冷時間が長ければ長いほど、凍結時間も長くなります。
後ほどご紹介しますが、保冷剤は使い方によっても持続時間が異なるので、置き方にも工夫が必要です。
キャンパー厳選!おすすめ保冷剤5選
キャンプ歴3年の筆者イチオシの、おすすめ保冷剤5選をご紹介します。
ロゴス 倍速冷凍・氷点下パックL | アイリスオーヤマ 保冷剤 ハード CKB-800 | フィールドア ノーザンクーラーアイスパック | 山善 キャンパーズコレクション パワークール | ダイワ CPアイス | |
---|---|---|---|---|---|
表面温度 | -16℃ | 0℃ | -5℃ | -16℃ | -16℃ |
凍結時間 | 18~24時間(-20℃の冷凍庫の場合) | 10時間(-20℃の冷凍庫の場合) | 18時間(-20℃の冷凍庫の場合) | 12時間~24時間(-20℃の冷凍庫の場合) | – |
保冷持続時間 | 約10時間~ | 約10時間~ | 約10時間~ | 約12時間~ | – |
ロゴス|倍速冷凍 氷点下パック
ロゴスのハードタイプの保冷剤は、-16℃の氷点下パックで生鮮食品が凍るほどの抜群の保冷力。
従来の茶色い保冷剤ではなくブルーの「倍速冷凍」の氷点下パックは、-16℃の表面温度でありながら凍結時間が約半分になったものです。
圧倒的な保冷力ながらも、ホームセンターなど手軽に入手できる保冷剤です。
保冷力と持続時間はそのままに凍結時間が短いので、冷凍庫のスペースがあまりない家庭にはありがたいですね。ちなみに我が家はロゴスです!
アイリスオーヤマ|保冷剤 ハード CKB-800
アイリスオーヤマのハードタイプの保冷剤は、価格が安くコスパ重視の人におすすめです。
薄いデザインなのでクーラーボックスにも入れやすく、小さいサイズをいくつか入れても保冷力がアップします。
フィールドア| ノーザンクーラーアイスパック
フィールドアのハードタイプの保冷剤は、コンパクトながらも抜群の保冷力があります。
コンパクトなのでアウトドア以外のちょっとしたお買い物に、保冷バッグに入れておいてもいいですね。
山善| キャンパーズコレクション パワークール
山善のハードタイプ保冷剤はロゴスと同じく氷点下温度で、アウトドアシーンにぴったりの保冷力です。
スリムなデザインの一方で、幅が広いので浅いクーラーボックスには向かないかもしれません。
ダイワ|CPアイス
釣り用品やアウトドアグッズで有名なダイワのハードタイプの保冷剤は、氷点下温度でこれまで通常の3.7倍保冷時間がアップしています。
凍結時間は明確にされていませんが、2~3日前には冷凍庫に入れておくことをおすすめします。
ダイワのクーラーボックスと一緒に使うと、サイズがシンデレラフィットしますよ。
ダイワのクーラーボックスはお値段が高めですが、保冷力と断熱性が高く人気の商品です。
クーラーボックスで保冷剤を使うときのコツ
クーラーボックスで保冷剤を効果的に使うコツをご紹介します。
保冷力の高い保冷剤を使っても、正しく使えていないと効果は半減してしまうので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
保冷剤は上に置く
冷気は上から下に流れていくため、保冷剤は上に置くようにしましょう。
クーラーボックス内に余裕がある場合は、上下に入れてみるのもおすすめです。
大きいサイズを1つ入れるよりも、ワンサイズ小さめのものを2個使用する方が持続力もあります。
直射日光を避ける
クーラーボックスは直射日光に長時間当たらないようにしましょう。
断熱性の高いクーラーボックスでも夏の直射日光の影響は避けられないので、できるだけ涼しい日陰に置いておくと保冷時間も長くなります。
直置きしない
地熱の影響を避けるため、クーラーボックスは直置きしないようにしましょう。
地面は空気中の温度よりも高くなっている可能性もあるため、できるだけ地面から離して風通しをよくしておきます。
折り畳みラックやミニテーブルなどを使用すると、かさばらないのでおすすめです。
ラックなどを使用しておくとクーラーボックスの結露で、底面が汚れるのも防げますよ。
常温のものを入れない
クーラーボックスには冷蔵・冷凍のものを入れるようにして、常温のものは置かないようにしましょう。
たとえば調味料やスナック菓子など常温でも保管できるものをクーラーボックスに入れてしまうと、庫内の温度を下げてしまいます。
そのためできるだけ常温のものと冷蔵・冷凍のものは分けて保管しましょう。
保冷剤の効果の寿命
保冷剤には明確な寿命はありません。
ハードタイプは耐久性もあるので、半永久的に使用できると言われています。
ただし筆者が使っているハードタイプの保冷剤でも2~3年すると、保冷力は少し落ちている気がしました。
保冷剤も消耗品のため年月とともに多少の劣化は避けられないため、2~3年で新しいものを使用することをおすすめします。
保冷剤を処分するときは基本的に燃やせるゴミとして捨ててOKです。
ただし中身を出さずにそのまま捨てましょう。
保冷剤の中身を排水かなどに流してしまうと、ポリマーなどの素材が膨らみ排水管を詰まらせてしまう危険があります。
排水管を詰まらせてしまうと、高額な修繕費用がかかってしまうので注意してくださいね。
使い終わった保冷剤はこんな使い方もできる!
ハードタイプの保冷剤は中身がサラサラしている一方で、ソフトタイプはポリマーになっているため捨てずに他の使用方法もできます。
【使い終わった保冷剤の活用例】
- 消臭剤
- 植物の保水
保冷剤のポリマーは消臭効果もあるため、瓶などに入れてトイレにおくこともできます。
香水やアロマを垂らせば、芳香剤にもなりますよ。
他にも植物を育てるときに土の代わりに使用すると虫が寄り付きにくくなったり、水やりの手間が少なくなるでしょう。
保冷剤は正しく使って効果アップ!
保冷剤といっても数多くの種類があり、どれがいいのかわからなくて当然。
ここまで筆者厳選の保冷剤をご紹介しましたが、同時にペットボトルの水を凍らせたり、氷そのものを入れておくのもおすすめです。
氷であれば溶けても水分として使えるので、キャンプなどのアウトドアでは重宝します。
よい保冷剤を使うだけでなく、ちょっとした工夫を取り入れるとさらに保冷力は持続するので、冷えたビールがより美味しく感じますよ。
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